ところが…

ここまでの設定で動作はしているのですが重大な問題が発生しました。
それは、セカンダリ側のSSL認証が動作しないのです。
問題はDovecot 側にあり、dovecot_sasl で認証する際のsocket が1つしか
ないため、2つ起動しているPostfix からの認証処理がマスター側しか
できないためです。
そのため、苦肉の策でsocketを共通にしてしまえばどうかということで
/etc/postfix-second/main.cf の次の項目を書き換えます。
(変更前)smtpd_sasl_path = private/auth
(変更後)smtpd_sasl_path = /var/spool/postfix/private/auth
これでPostfix を再起動します。
こうすると送受信試験は問題なく動きます。
ただ、どれだけの負荷まで問題なく動き続けるのか、同時に来た時に
何か問題が起きないか、不安の種は尽きません。

Dovecot 2.0 以降のバージョンではこの設定に関して複数できるように
なっているため、根本的に解決するにはそちらのバージョンを使うのが
一番良い方法でしょうか。

次回はDovrcot 2.0 系をソースからインストールして実験します。
とりあえず今回はここまで。

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